メイドカフェに通うのをやめた話

 

昨年末からメイドカフェにどハマりしてしまい、暇かつ推しのお給仕予定(シフト)が合う日は全部通っていた。職場から約40分。山手線を半周する。それでも推しの笑顔のため、少しでも癒されたいがために通う日々。

 

メイドカフェってどんなとこなの?怪しくない?」「高いんでしょ?」「女の子ひとりで行っていいとこなの?」「メイドさんがついてくれるの?指名できるの?」

 

わたしがメイドカフェに通ってると言うと上記のようなことを聞いてくる友達がほとんどだった。そもそもメイドカフェというのは、メイドになりきった店員が客を主人に見立てて給仕などのサービスをする喫茶店。全然怪しくない、マジ。ガールズバーとかキャバじゃないから指名とかもなくて、ふら〜〜っときて喋ってくれたりするよ。料金もドリンクだけだとお家賃(入場料のようなもの)と合わせても1200円ちょっと。女の子ひとりで来てる子もいる。割合はおじさんに比べるともちろん少ないけどね。ちょっとしたテーマパークってかんじ。

 

そんな楽しい空間がいつの日からか苦しい場所になっていってた。

 

大前提としてわたしはコンプレックスだらけで、周りにどう思われてるか不安になって堂々と歩けないレベルで自分に自信がない。そしてデブス。小さい頃、母親と喧嘩したときに「あんたは特別可愛いわけでもないブスなんだから!」って言われたことがあって、それがずっと記憶から消えてくれなくて、この歳になっても「あっあの人わたしのこと見てるブスだと思ってる絶対、しにたい」「やっぱ可愛い子がすきだよね、そっちと仲良くなりたいよね、しにたい」「わたしなんか捨てられるんだ」とか思っちゃう。自己肯定感が低すぎてこんなの日常茶飯事。まじで日常的に、普通に普通な顔して歩いてるときに、こういうことがビュンッビュン頭よぎってる。脳内忙しいんだー。

 

おっと話を戻すね。

 

働いてるメイドさんたちはみんな個性的で、顔もとっても可愛くてメイド服を着こなしてた。そんな可愛いメイドさんたちを見るたびに自己嫌悪。そして、可愛いメイドさんには可愛い女の子が会いに来る。「○○ちゃんかわいい!お嬢(メイドカフェに通う女の子)の中で1番かわいい!」それを見て、聞いて、また自己嫌悪。楽しい場所のはずが、ただ自分のコンプレックスを刺激される時間にしか思えなくなっていって純粋に楽しめなくなった。誰のせいでもない。自分の気持ちの問題。自分に自信が持てるようになるまでは行けないな、って。

 

じゃあどんな人がメイドカフェに向いてるの?

 

知らん。性格じゃん?その場の空間を全力で楽しめる人。周り気にせず推しに全力な人。それか、めちゃくちゃ可愛いorめちゃくちゃイケメン。

 

顔がよければ全て上手くいく。今、2019年6月29日のわたしはそう思ってるよ。いつかお母さんに「かわいい」と言われたい。それで全部解消される気がするんだー。そんなわけで、わたしはメイドカフェに通うのをやめました。

 

今でも推しは大好き世界一。